子どもの人間関係
今日の公園での様子です☀
EちゃんがSちゃんと一緒に滑り台の上で遊んでいました👭
EちゃんはSEちゃんがシーソーをしているのを見て、シーソーで遊びたくなり、滑り台を離れ、一緒に遊ぼうとSEちゃんに声をかけました🏃
残されたSちゃんは、滑り台の上でひとりぼっち。
Sちゃんが寂しそうな顔をしていたので、私が「どうしたの?」と声をかけると、「Eちゃんが一緒に遊んでくれない」と😢
Sちゃんはしばらく滑り台の上で座っていましたが、少しして男の子たちと一緒に遊び始めました。
でもやはりEちゃんと遊びたいのか、シーソーまでやってきて、隣に座っていました。
何も知らないSEちゃんですが、「Sちゃんいつもと違うね。元気ないみたい」と、Sちゃんの変化に気づきました。
そして「一緒にやる?」とSちゃんに声をかけました🙋
それでも、Sちゃんの返事は「やらない」と。
それを聞いたEちゃんは気の毒に思ったのか、「じゃ、シーソーやめて一緒に遊ぼう」とSちゃんに言い、3人で遊び始めました😆
なんでもない子どもたちの他愛のないやりとりに見えますが、
・SEちゃんがいなくなってから、Sちゃんが気持ちを切り替えようと他のお友達と遊ぼうとしたこと。辛抱強くEちゃんのことを待っていたこと。
・SEちゃんがSちゃんの変化に気づいて、声をかけてあげられたこと。
・Eちゃんが、3人で遊ぼうと提案したこと。
3人みんな、自分だけのことではなくて、友達のことを思って行動していました😆
だれか一人が、違う行動を取っていたら、誰かが泣き出したり、けんかになっていたかもしれません。
園では、時々けんかもありますが、やさしく思いやりのある生徒さんが多いです。
相手の気持ちを考えて行動できるように、私たちは働きかけるようにしています。
子どもたちは、幼稚園というコミュニティの中で、人(友達)との関わりを日々学んでいます。
楽しいばかりでなく、悲しくなることも、怒りを感じることもあるかと思います。
でも、これからの社会でもまれて生きていくためには、いろいろな感情を経験することが大事だと思います。
友達との喧嘩も子どもにすればショックな出来事だと思いますが、そこから、相手の気持ちに立って考えたり、何かを学んでほしいと思っています。
いくら英語が話せても、いくら勉強ができても、人間性のない人は、社会で機能できません。
おとなが介入して解決してあげるのは簡単なことです。
けれど、そこからこどもは何を学ぶでしょうか?
「かわいい子には旅をさせろ」
「苦労は若いうちに」
などとも言いますが。
私たち大人はなるべく見守り、こどもたちで解決できるよう、最低限手を差し伸べてあげたいですね。
写真は上の話とは無関係です…😝